保育理念

 

  わたしたちは、つぎのような理念を持つ保育園です 

 鋭い感受性を持つ芸術家としての子ども、深い人間愛を身につけようとする生活者としての子ども。そのかけがえのない「いのち」が表現するよろこびやかなしみを共有することによって、共に生きる美しい人間集団を創造しようとします。

 その保育理念の達成を、一方の献身によってではなく、幼いいのちの成長に添おうとするすべての人々の叡知と誠実な実践によって果たし、共に学び合う世界を創りたいのです。
 子どもを中心とした真に人間的な共同体…それは、対等で自由で楽天的で前進的な広い意味での遊び場とでも言えばいいでしょうか。そこで生きることの意味を考え、学び、そして共に語り合うことができる場であればと思うのです。


  わたしたちは、つぎのような実践をする保育園です 

いのちの教育を取り入れます
 子どもたちに、食べ物はすべていのちであり、私たちが生きていくことはそのいのちをいただくことだという考えを、できるだけ子どもたちを生産(畑での野菜作り等)に近づけることによって持たせようと努めます。食事は人につくってもらうのではなく、自分も含めて皆でつくるものだという生活の原則を確立したいのです。

自然との対話を豊かにします
 生き物に触れたり、野菜や花を育てたり、山歩きや川あそびを保育の中に取り入れることによって、いのちの存在を感じさせたり、対等であることを観じさせたりします。また、園舎や遊具、生活品等といった、子どもがふだんから目にし、手に触れるものは、できるだけおとなの恣意的な意匠をおさえた自然な素材を使います。それらを子どもたちが使いこなすことによって生活力や創造力が生まれると考えます。

子どもの表現を大切にします
 子どもは、ことば・身体・音等で、さまざまに表現します。豊かで総合的で有機的な「あそび」として、ことば・音楽・美術(絵画・造形)といった子どもの活動を創りだしていきたいのです。

 たくさんの「いのち」を感じ、自然と触れることで具体的な事象を体験し、遊び、生きる。太陽の子保育園は、まぎれもなく子どもたちが躍動する「あそびの場」であり、目を輝かせ物事に熱中することの楽しさを知る「生活の場」でもあるのです。